ハニーサックル

和名:スイカズラ
学名:Lonisera Japonica
分類:スイカズラ科スイカズラ属/蔓性常緑低木
別名:ニンドウ(忍冬)、金銀花
原産地:東アジア
草丈:900cm前後

日本ではスイカズラと呼ばれ、冬にも葉を落とさないことからニンドウ(忍冬)と呼ばれています。ハーブとしては「ハニーサックル」の名の方がよく知られているかもしれません。もう一つの別名の「金銀花」は、花が白から黄色に変わることに由来するとか。
花がついた後、小さな実をつけ、熟すと黒くなりますが、これは有毒です。ハーブとして利用するのは、主に花の部分のようです。
日当たりが良く、肥沃で乾燥気味の土を好みます。日本に昔から有る植物ですが、赤や黄色の花をつけるものもあり、ヨーロッパを原産とする品種もあります。ジャスミンと異なり、耐寒性の強い植物なので、戸外でも普通に越冬できます。


12月 植え付け

苗を植え付けました。
3.5号のビニールポットで購入した苗を5号の素焼き鉢に植え付けます。本来は、このような真冬の時期ではなく、春か秋が植え付け時期のため、ポットから苗を抜いた後は根鉢を崩さず、鉢増しをする要領で植え付けます。
植え付け用土は、余っていた薔薇用の培養土を使用しています。
どのくらいまで大きくなるのだろうか。


翌年1月

ハニーサックルは、学名でもわかるように日本産の植物。厳冬期でも葉を落とさないことから忍冬の別名がついています。しかし、見た目はほとんど変わりませんが、よく見ると、脇芽がすでにゆっくりながら成長を始めています。こんなものなのでしょうか。
 ジャスミンと異なり常緑性のハニーサックルは今の厳冬期でも育つのかなぁ・・・・・?初めての植物なので、とりあえず、見守り決定です。


翌年2月

寒くなったり暖かくなったりと忙しい気温の変化。そんな中でもしっかり葉っぱをつけています。さすが「忍冬」!
ここのところ、文字通り三寒四温の状態だからか、少し葉が増えてきたような気がします。よく見ると、元々あって寒さに耐えていた葉の付け根から芽がでて、それが展開してきています。全体像も、先月よりなんだか緑が多くなった感じ。

  

翌年3月

暖かくなってきました。寒くてもどんどん生育していたスイカズラは、気温の上昇とともにどんどん枝葉を伸ばしてきている。葉の付け根にあった新しい芽が伸び始め、そろそろ5cm位になった。先月に比べて、全体的に緑が多くなって「茂った」という感じに。
葉の出たてはサツキやツツジのようだと思っていたけれど、だんだんと葉に光沢が出てきて、やはり違う植物だと言うことを実感。
植え付けてから、元肥として肥料を与えたきり何も肥料をあげていないけれど、ずいぶんよく育っている。 そろそろ誘引が必要になってくるかもしれない。

  

翌年4月

暖かくなってきました。スイカズラの成長速度は恐ろしい。
この数週間でみるみるうちに草丈を伸ばし、軽く40cmほどまで成長している。5号という小さな植木鉢に植えているが、ここまで育ってくるとは、かなり予想外だった。
奔放に育っているため、つる同士がお互いに絡み合っている。風に振り回されたりしているため、どうにかしないといけない。
蔓や葉は表面に柔らかい毛が生えていて、触るとふわっとしている。


翌年5月

草丈は変わらないまま、とうとう開花。
花は咲き始めはきれいな白。それが日数が経つに従って黄色へ変化する。蕾が一斉に開花というわけではないようで、節にできた蕾がそれぞれのペースで大きくなって開花していく。そのため、写真のように黄色い花と咲きたての白い花が同居することになる。
スイカズラの別名「金銀花」の名前の由来は、この写真のように咲き始めの白(銀)と日数が経って黄色くなった花(金)が由来のようだ。
花の寿命はあまり長くはなく、開花から2〜3日で黄色く変化し、5〜6日で終わってしまう。

  
  

翌年6月

花の時期があっという間に終わってしまった。
花が終わったと思ったら、今度は茎がぐんぐんと伸び始め、全体が1mを超えるのでは無いかというほど伸びている。植木鉢は全くかえていないのだが、恐ろしいのび方。
花がついていた後には特に何も見あたらず、実ができるのかな?と思っていたのだが、どうなのだろう。

  
  

翌年7月

花の時期があっという間に終わってしまったので、花が咲いていた場所をのぞいてみた。特に変化は無く、実の気配も全くなし。
何となく、節に咲いていたためか、そこからまた新しい芽が出ているような気がする。書物によると、黒い実がつく来旨のだが・・・・・この株にはその気配は全くない。

  
  

翌年8月

花の時期が終わって1ヶ月以上。
支柱を立てよう立てようと思ってさらに2ヶ月以上。そのままたてずに放任栽培していたら、写真の通りかなりぼさぼさに。植木鉢は6号から鉢増ししておらず、よくもこの根鉢のスペースでと思わせるほどののび具合だ。
樹高は軽く1mは超えているようだが、どうしようか、この蔓。切ってしまってもいいのだろうか?

  
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